kodomocafe 小さな「やってみたい」を見逃さないで！
先日、こどもカフェクラブ
（小学生対象朝晩ごはんオンラインレッスン）での一コマです。
「先生！まんまるのおにぎりを作りたいんだけど
どうしたらいいですか？」
「ラップで包んでみたら？」
とそんなやりとりがありました。
そうは言っても、ラップでもきっちりの丸にはなりにくく
まぁまぁそんなもんかな…と私と子どもの間でも
納得いくようないかないような感じでした‥
がその子は毎日、まんまる（正確にはいびつ）
のおにぎりを作っていました。
衝撃の事実が判明！！
このプログラムは、一か月のうちに1週間。
毎朝、朝ごはんを作るという習慣作りのプログラムです。
毎日、納得してるかどうかあいまいな
まるいおにぎりを作っている手元が
カメラでたまたま映っていました。
机の上にラップを拡げて
その上にごはんをひろげて
一生懸命にしゃもじでおしつけていました。
しばらく観察していると…
その真ん中に、具を入れて、
ラップをもちあげて巾着にして
そこからまるく握っていました。
ごはんは、平らにしっかりとひろげて
しかも、しゃもじで押さえつけられているので
そうそう簡単には、丸くなってくれません。
いびつになっても当たり前でした。
そっか！そうだったのか！！
まるいおにぎりの作り方を提案
「小さなやってみたい」から始まったチャレンジ。
まんまるってそもそもムズカシイよね。
って私も、その子のママも、その子本人も
なんとなく、過ぎ去っていくような流れでしたが…
これじゃあ、ゴールが見えないな！
と思った私は、まるいおにぎりの作り方を提案しました。
そして、おにぎりはぎゅ～ぎゅ～ではなく
ふわっとにぎること。
このほどけるような握り方は、
今日明日でできるものではありませんが
最近では、行列のできるおにぎりやさんが
あっちこっちにできはじめ、
その人気の秘訣は、空気を含んだふんわりした握り具合。
でも、食べる時は崩れない程度のお米のくっつき具合。
これは、ごはんの炊き方からのキャリアがいるので
なかなか難しいですが。。。
少しでもきっかけになって
子どもなりの究極のおにぎりになればいいな…
「やりたい！」を「自分でできた！」へ導く
オンラインなので、手取り足取り教えることはできません。
私が口で説明して、それを工夫しながらあれこれやってみる。
これを繰り返していたら、とうとうまんまるのおにぎりができました。
何て伝えたら良いのかわからなくて
最後に言った私の言葉…
「地球をイメージして～～～！！」
我ながらセンスがあるのかないのかわからないw
でもね。
出来ましたよ！
地球おにぎり
この写真だけでは、分かりにくいかもしれませんが
前日までのものとは、全く違います。
形も、お米の粒感も。
すばらしい…( ；∀；)
2個でおちゃわん2杯分！
ペロリっと食べたそうです^^
ただ、ふわっとにぎったおにぎりなので
お皿においたらお皿との接触部分がへこんでしまう。。
と新たな課題が見つかったそうです
（ママ後日談）
見守っているママの感想
おにぎりを丸くしたい…
小さなどうしたらできる？を娘は次の日には
言わなかったので、なんとなく過ぎ去りそうでした。
先生が、金曜日の最後に言ってくれたので
本人も次の日にやる気になっていました。
私（ママ）も寝たい～と思ったところ
炊飯予約はやってあげとこうと思ってしました
こういったことの小さなチャレンジ、試行錯誤、
日ごろの積み重ねが大事なのかな。
と感じることができました。
自分のことが自分でできるようになるまで
小学生になって、言うことも一人前になってくるころ。
大人は、もうそろそろなんでも一人でできて当たり前だと
急に、子どもに色々と「一人」でさせようとしてしまいます。
それぐらいできるでしょ！
ってね。
言うことは一人前でも、まだまだ育っていない部分もある。
私たち親は、そこをさりげなくサポートしたり
環境を整えたりして、子どもが一人でできるようになっていくように
手助けする必要があります。
ここで、間違ってほしくないのは、
「手助け」と「手だし」は違います。
「手助け」は「伴走」です。
「手出し」は「チャンスをうばう」です。
この子のママのように
「炊飯予約」はするけれど
おにぎりづくりに関しては
手出し口出ししない。
ということです。
多くの親は、「炊飯予約」すら子どもにさせようとして
子どもが「面倒くさい」と言いだした日には
「あんたがやるって言ったんでしょ！！」
と怒り狂いますｗ
これじゃあ、泳げない子を
海に突き落としているのと同じです。
どこまで手助けをしてどこで手を放すか。
自転車の補助輪を外す時
後ろを支えていた手を思い出してほしいな。
って思います。
8月のこどもカフェクラブ体験募集中
（小学生向けオンライン料理教室）
早起き＆朝ごはんの習慣をつくるレッスン
こどもカフェクラブ
は、オンラインのみで完結できます。
スマホだけで、世界中どこからでもご参加いただけます。
夏休みは、キャンプ場や、帰省先からも
子ども達が元気な姿を見せてくれています^^
詳細と体験のお申込みは
こちら
から
夏休みの早起き習慣から2学期へ向かう最適なスケジュールで開催中です。
他にはないレッスンスタイルなので、分かりにくい想像しにくいことなどありましたら
お問合せフォームよりご連絡くださいね！